酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2004年11月09日(火) |
『イノセント』 中村うさぎ |
ホストに貢ぐ金を稼ぐためにソープ嬢になった女、彼女は牧師の娘だった。冬の公園でガソリンをかぶり焼身自殺。香奈と名乗った彼女の名前は洋子。 父である牧師が娘と関わった人たちに会い、娘の自殺の真相をつかもうとする。しかし、父が知った本当のこととは・・・
最初は、ホストに溺れた女がソープ嬢になってまで貢ぎ、現実に疲れる女の物語だと思いながら読んでいました。ところが、主人公は別にいたのです。最後の展開はまったく予想しなかった方向に行ってしまい、やられちゃったなぁって感じでした。なかなか残酷な愛憎の物語にございます。
人間なんてね、川上さん、本当に言いたくないことは日記にも書きませんよ。衝動的に人に喋ってしまうことはあっても、日記には書きません。「書く」という作業はかなり意識的なものであり、しかも証拠の残る行為ですからね。そうでしょう?
『イノセント』 2004.2.25. 中村うさぎ 新潮社
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