酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年10月04日(月) 『黒を纏う紫』 五條瑛

 近未来の東京は移民で溢れかえっていた。夜の繁栄をささえるためのエネルギー特殊物質を運ぶ運転手・鶴見。彼は特殊物質を運ぶ男たちに関するある噂におびえていた。ある夜に出逢った女とともに特殊物質をめぐる大きな陰謀に巻き込まれていくのだが・・・。

 女性でここまでのノアールっぷりを描けるのは桐野夏生か、五條瑛かと言う感じですね。壮大な悪。どこまでやってしまうのと思わせる残虐さ。それでいてスマート。男性が書く性描写のえぐさが女性だと少ないからかもしれません。おもしろかったですv

「だがな、世の中ってのは、何でもそんなふうに思い通りにはいかないんだ」

『黒を纏う紫』 2004.2.29. 五條瑛 徳間書店



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