酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年08月26日(木) 映画『フレイルティー 妄執』

 ‘神の手’という謎の文字が残されるバラバラ殺人事件。事件の担当FBI捜査官ドイルのもとへ一人の男が現れる。この男、自分の父親のことを話し出した。
 1979年、フェントンとアダムの父が神から啓示を受けたと言い出し、悪魔を滅ぼすと言い始めたと言う。実際に滅ぼすための道具(斧)を手に入れ、名簿も手に入れ、滅ぼし(殺人)始めた。アダムは父を盲信するが、フェイトンは父の精神状態を疑う。父親はフェイトンを地下牢に軟禁し、マインドコントロールを試みる。食べ物も与えられず、朦朧としたフェントンは父に神の声が聞こえたと嘘をつく。そして思い余って父を殺すのだが・・・。

 ドイル捜査官のもとへ訪れたのは、フェイトンかアダムか。ここが大きなポイントでした。二転三転する物語に翻弄されました。私が怖いと感じたのは、回想シーンの狂っていく父の姿を見ている兄弟でした。兄は絶対に父の精神状態がおかしいと感じ、弟のアダムは愛する父を疑うこともなく盲信する。この分かれ道が恐怖のポイントだったと思います。特に兄のフェイトンは辛かったろうに。母を幼くして失い、父と弟とささやかな幸福を感じ生きていたのに全てが崩れてしまうのだから。ただ正直に言えば、ラストで曖昧になってしまった感じでした。オカルトなのかホラーなのかサイキックものなのか。全てのミックス? 途中までの心理ホラーがよくわからなくなってしまってとても残念でした。



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