酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年08月03日(火) 『陰摩羅鬼の瑕』 京極夏彦

 関口は榎津のお供で鳥の城へ。そこの主の5人目の花嫁を守るために!?

 アハハ。気がつくと買ってから一年も置いたままにしていました(苦笑)。周りから「読んでも読んでも事件が起こらない」と聞いていたためです。そして本当にどんなに読んでも事件が起こらず、起こったと思ったら京極堂が登場してあっさり解決していました。可笑しかった〜。
 この物語の魅力は榎木津のはちゃめちゃっぷりに尽きると私は思っているのです。だから今回はエノさんがおとなしいし、暴れないし、破壊しないし、ツマラナイ。でもそれでも読んでしまうのは何故だろう。自虐的な関口が心配だからかしら。どうあっても読まずにいられない物語であるに違いないようです。

「傷の手当ては他人にも出来るさ。でも手当てをしたってそれで傷が治る訳じゃない。本当に傷を治すのは傷を受けた当人だ。当人の肉体だ。傷は塞がるものなんだ。手当てと云うのは傷を治す手助けに過ぎないし、時に傷を受けるより痛いものだ。治るか治らないか、それは当人次第だ。そこは他人には手出しが出来ない処なのだよ。それは君が」

『陰摩羅鬼の瑕』 2003.8.8. 京極夏彦 講談社




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