酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年08月02日(月) 『ブラフマンの埋葬』 小川洋子

 芸術家だけが利用できる別荘の管理人の僕は、ある夏の日‘ブラフマン’と出逢う。傷ついたブラフマンを手当てし、躾け、共に暮らす静かで美しい日々だったが・・・。
 
 不思議な物語でした。静謐なイメージ生と死を感じます。タイトルからわかってしまうように謎の動物ブラフマンと出逢い、ブラフマンを埋葬するまでの物語。
 大きく盛り上がるわけでなく、淡々と進んでいく毎日を静かに眺めていたという感じでしょうか。『博士の愛した数式』ほどブラボー!とは思えなかったけれど、妙に心にせつなかったです。
 ブラフマンは犬かと思っていたけれど、もう少し野性味のある動物なんだろうなぁ。

 それが僕が耳にした、最初で最後の、たった一回きりの、ブラフマンの声だった。

『ブラフマンの埋葬』 2004.4.15. 小川洋子 講談社



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