酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2004年07月01日(木) |
『パズラー』 西澤保彦 |
「蓮華の花」 作家になった日能(ひなせ)克久は、同窓会出席のため帰郷する。そこで亡くなったと信じ込んでいた同級生と再会する。そして甦る記憶・・・
「チープ・トリック」 悪評の高いスパイクが首を切られて死亡。トレイシィのもとへスパイクの仲間ゲリーがやってくる。ゲリーは、トレイシィの友人ナタリーが殺人犯だと言うのだが・・・
西澤保彦さん念願のパズラー短篇集。私が西澤保彦さんファンになる前の作品も読むことが出来て、ものすごくお得。そして6つの短篇は、それぞれ西澤保彦さんの持ち味を楽しむことができるので、ますますお得。 甲乙つけがたい中で私がお気に入りに選んだものは「蓮華の花」と「チープ・トリック」です。どちらも異様な残酷さと、もしかするととってもホラー風味なところがいいv 「チープ・トリック」は西澤保彦さんならではのセクシャルさも際立っています。面白かった〜。
「人間てね、それがどんなにボウトク的で恐ろしいことか判っていても、気持ちがいいと一旦知ってしまえば、絶対に、それをまたやりたくなるものなのよ − でしょ?」
『パズラー』 2004.6.30. 西澤保彦 集英社
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