酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年06月29日(火) 『動物園の鳥』 坂木司

 ひきこもりのプログラマー鳥井真一。彼を世の中に生み出そう(笑)と努力し続ける坂木司。今回は動物園付近で発生する野良猫虐待事件を解決することに。真っ青になりながら、坂木や仲間達と動物園まで出向く鳥井だが・・・。

 さて、相変わらず言葉づかいを知らない鳥居君。物語的にはそういう態度すら受け入れられるおとな(お年より)を配していますが、やはり暴力的な発言はちょっとなぁ・・・と顔をしかめてしまったわ。
 今回は、鳥井がひきこもりになるきっかけを作った同級生が登場。つくづく加害者は被害者の心に無頓着なんだと頭に来ました。想像力欠如した人間ってサイテー。
 そんな中、新キャラ(今回で完結らしいけど)の美月ちゃんがクールでよかった。我侭にも筋が入っていて、なんてったって可愛いし(ポイント高い)グー。八方美人なんてくだらないと言い切る態度が好ましい。合わない人と無理して付き合う必要はない。どうしても関わらないといけないところは、一応おとなな顔してさらりと流しますが、心は閉ざす。心が合わないと決めた人とは付き合うだけ不愉快な思いをすることが多いもの。たとえば仕事とか社会的に仮面を被る時はあるけれど、自分の世界には好きな人しか存在させたくない。

「そういうことを言ったら、どういう結果を生むのか。何をしたら、何が起こるのか。それを考えずに口に出すのって、ある意味犯罪よりもたちが悪いわ。思ったままを口に出すのは、子供か馬鹿な大人のすることよ」

『動物園の鳥』 2004.3.25. 坂木司 東京創元社




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