酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年06月28日(月) 『百万の手』 畠中恵

 夏貴の目前で親友・正哉が火に呑みこまれてしまう。正哉は火事になった家の中の両親を助けたかったのだった。形見の携帯から正哉が放火犯を突き止めて欲しいと語りかけてくる。そして火事現場で見た正哉そっくりの少女。夏貴は事件に挑み、とんでもない事実に行き当たるのだが・・・

 こういう落としでしたか。いやはや、やられました。実は、もっとホラーちっくな展開かと想像していたのですが。まぁ、ある部分ものすごーく不気味にホラーではありましたが。夏貴の新しい義理の父親候補のホストあがりの東がいいキャラクターです。こういう大人が側にいてくれるなら、夏貴はきっとだいじょうぶ。

 「どんなにもっともそうな意見があっても、他人の言葉を鵜呑みにするんじゃないぞ。人間なんだからな。誰かの頭を自分の脳みそ代わりにしては駄目だ!」

『百万の手』 2004.4.30. 畠中恵 東京創元社




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