酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
DiaryINDEX|past|will
| 2004年06月26日(土) |
『満ちたりぬ月』 林真理子 |
絵美子は昔とはまったく変わってしまった夫にげんなりしていた。ぱっとしない自分に比べて短大時代の友人・圭はイラストレーターとしてきらきら輝いて見える。34歳の今、絵美子は離婚を決意し、圭を目標に生きていこうとするのだが・・・
私が林真理子さんを好きになれない理由は、この手の女同士の友人関係を好んで描かれる点。こんなの友だちじゃないもの。互いが互いを尊敬しあっていないと友情は成り立たない。表面はどうあれ、腹の中で相手を見下して付き合うなんて時間がもったいなさすぎる。 この物語の絵美子も圭もどっちもどっち。しいて言えば圭の方ががむしゃらに頑張って生きてきたぶに可哀想かなぁと思うけど・・・絵美子みたいな女と付き合うあなたが悪いのよって言ってあげたい。だいたい家庭とキャリアとどっちが幸せ?なんてテーマが問題外。どっちだっていいじゃん。自分が納得して選んで生きてるんだから。間違っていると気付いたら、そこから軌道修正すればいい。どちらがどうなんてことあるわけない。
男と寝た次の日は、肌の調子がまるで違う。内側から艶が満ちてくる。
『満ちたりぬ月』 1992.3.10. 林真理子 文藝春秋文庫
|