酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年06月21日(月) 『ダレカガナカニイル・・・』 井上夢人

 西岡吾郎は、警備会社になんとなく勤めていた。退屈しのぎに盗聴したことがバレ、山梨に左遷される。配属先は新興宗教道場での警備。行った途端、事件に巻き込まれ、吾郎は妙な転倒をする。その時、道場から火災発生。教祖と言われる女性が焼け死んでしまった。責任を取らされ、クビになった吾郎の頭から声が聞こえ出した。僕の頭の中に誰かが住み着いている・・・?

 1992年に井上夢人さんが上梓された破天荒な物語。SF?ミステリー?ラブストーリー? どれに分類してもとにかく面白い。12年の時を経て一気に読ませる素晴らしさ!
 私が手に入れたのは新潮ミステリー倶楽部から出版されたもの。なんと今では絶版だそうです。しかも、これが文庫落ちするときに井上さんは『ある言葉』を抹殺したそうです。それを知りたいのでまた読み返してしまうなぁ。

 繰り言、繰り言、くるくる回る
 繰り言、繰り言、くるりと回る
 繰り言機械の くるくる回り
 くるくる、くるくる、くるりんこ

『ダレカガナカニイル・・・』 1992.1.20. 井上夢人 新潮社




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