酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2004年06月22日(火) |
『99%の誘拐』 岡嶋二人 |
生駒洋一郎は病床で息子・慎吾へ手記を遺す。その手記には、慎吾が誘拐され、洋一郎の会社・イコマ電子工業が大手・リカード社に吸収される原因が書かれていた。11年後、誘拐犯に奪われた金の延べ棒が発見される。慎吾はリカード社で働いていた。そしてまたしても誘拐事件が起こるのだった・・・
いやぁー、面白かったです! 最初の誘拐と、後からの誘拐。どちらも手に汗を握りました。後からの誘拐は最初の誘拐がなければ起こらなかった。誘拐された子供に危害が加えられなかったので後味も悪くないし。 たぶん、これから読む人も多くおいでだと思いますので詳しい感想は自粛。後からの誘拐の動機と誘拐犯の心情が(表現されていないけれど)痛々しくて。西澤保彦さんが解説で書かれているように“孤独”を感じました。スピーディな展開は映像向きだと思いました。 きっと完全犯罪については突っ込みどころ満載なのだろうけれど、フィクションだもん。十二分に楽しめるじゃん!と思います。オススメ。
スペース・シャトル並みの正確さでやってやるさー。
『99%の誘拐』 2004.6.15. 岡嶋二人 講談社文庫
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