酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年06月13日(日) 『星月夜の夢がたり』 光原百合 絵:鯰江光二

「暗い淵」
 友人が死んだ。彼女の母親から頼まれて、彼女がお世話になった人をアドレス帳から拾い上げていく。そして最後に走り書きの電話番号に気付き・・・

 光原百合さんの現代の御伽話たちです。光原百合さんらしいテイストから、意外にダークなものまで多岐に渡ります。鯰江さんの絵がフィットしていて、かなり良かったです。
 中でも「暗い淵」は、間違えたら怖い都市伝説になりそうな本当はとてもせつなくて哀しい話。ありそうだなぁ・・・。

 私には私をつかまえてくれる手があった。彼女にはなかったのだろうか。この世界の何も、彼女を引きとめてはくれなかったのだろうか。

『星月夜の夢がたり』 2004.5.30. 光原百合 絵:鯰江光二 文藝春秋




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