酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年06月07日(月) 『博士の愛した数式』 小川洋子

 1992年、私はあけぼの家政婦紹介組合から派遣された家で《博士》と出逢う。不幸な事故のために記憶する機能を喪失した天才数学者。博士は私の10歳の息子を《ルート》と呼んだ。息子の頭のてっぺんがルート記号のように平らだったから。私は博士とルートと過ごしたあの美しい日々を・・・

 小川洋子さんは岡山の方。なのに何故か今日まで一作も拝読していませんでした。『博士の愛した数式』も友人から送ってもらわなければ読まずにいたでしょう。人生には知らずに読まずにいてはいけない本が存在する。まさしくこの物語はそういう一冊。この美しい魂の物語を読ませてくれてありがとう。
 数字と1992年の優勝を逃した阪神タイガース。そのふたつの要素をこんなにうまく融和させるなんてすごいです。阪神ファンは特に必読。必ずデス。

「理由は神様の手帳にだけ書いてある」

『博士の愛した数式』 2003.8.30. 小川洋子 新潮社


 



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