酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2004年04月14日(水) |
『エロチカ』 桐野夏生ほか |
「自分はエロス的でないと思う人間は、ソフト、ハード面、共にテクニックを磨く努力が足りないのだ」・・・まさに言いえて妙な桐野夏生ならではの名言である。そんな言葉を言い放つ桐野夏生による呼びかけで官能小説の競作。ずらりと並ぶビッグネームに恐れおののきつつエロスを堪能。参加の作家さんたちもだけれど、桐野夏生の相変わらずの勇ましいエロチックさにめろめろ。
「愛ランド」 桐野夏生 編集の仕事に携わる熟女3人が台湾旅行をする。そこで始まった3人の告白。自分はレズビアンだと認識したという佳枝。父にレイプされていたという菜穂子。奴隷として男たちに買われているという鶴子。3人の告白は妄想なのか?真実なのか?
「思慕」 貫井徳郎 ステーキハウスで美しいウェイトレス里海に一目惚れした一毅は、その店でアルバイトすることに。ひたすら見つめ続けていた里海が恋愛に悩み、一毅と一度だけ関係を持つ。その一度に執着する一毅は・・・
「危険な遊び」 我孫子武丸 舞は賢治とのレイプごっこに興奮していた。窓から侵入してくる賢治を強姦犯と見立てるのだ。賢治は定職につけず、友人の慎吾から借金ばかりしていた。慎吾に説教されるが、どうしても金を借りたい賢治はレイプごっこの身代わりをすすめるのだが・・・。
官能小説と言っても作家さんの感覚はさまざま。私が中でも気に入ったものはこの3人の作家さんの作品。どぎまぎしました。そのうえ只では終らないエンディングが素晴らしかったです。
『エロチカ』 2004.3.15. 桐野夏生ほか 講談社e-NOVELS
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