酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
DiaryINDEX|past|will
| 2004年04月10日(土) |
『嗤う闇』 乃南アサ |
アノ音道貴子が東京の下町・隅田川東署へ転勤。機捜にいた貴子には驚きの事件が待っていた。新しい同僚たちはさまざまな人間性を見せる。恋人・昴一との時間が増えると期待していた貴子だったが・・・。
大きな事件に遭遇し、危険な目にあってきた音道貴子が転勤。しかも人情あふるる東京下町。これは良かったね〜貴子ちゃんvとならないところが乃南アサさんらしいところか(苦笑)。でも恋人の昴一との関係や会話がとてもよくて、ギスギスしていた貴子ではなくなった。そのことが本当に嬉しかったな。 今回、音道は4つの事件に遭遇しますが、タイトルにもなっている『嗤う闇』は女性として読み流せない事件を扱っています。ズバリ「レイプ」です。「レイプ」は卑劣な犯罪で、男が女を暴力でねじ伏せ屈辱をあたえる最たるものでしょう。よく女性にはレイプ願望があると言われますが、それはポルノとかでなんとなく喜んでいるふうを表現するから誤解されているのだと思いますね。年を重ねるごとに感じることですが、セックスは愛がなきゃまったくもって無意味です。 音道はどこへ行くんだろう。昴一と結婚して警察を辞めてしまうのかしら。
どんな理由があったって、レイプされていい理由なんて、女の側にはありゃしないのよ。
『嗤う闇』 2004.3.20. 乃南アサ 新潮社
|