酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2004年03月15日(月) |
『抜頭奇談』 椹野道流 |
前回の『海月奇談』で瀕死の状態になった敏生は、エージェント早川さんのプレゼントで愛する森さんと下呂温泉へ湯治に出かけた。ぬかりのない早川の選んだ旅館は最高。後から龍村さんも合流する段取り。しかし、そこには妖魔の骨董屋・辰巳司野が来ていた。司野に助けられた恩のある敏生と森は、否応なく司野の事件に巻き込まれていく・・・。
ふふふ。ラブラブボブな森さんと敏生は今回は湯治先の温泉でいちゃついています(笑)。しかし、そこはほれお約束。邪魔者が次から次へと(大笑)。人のいい優しい敏生は鈍感にも森さんの嫉妬に気付くこともなく、喜んで事件の渦中へ飛び込みます。そして事件を納めるのはやっぱり苦労人の森さんなのでした。アハハ。 今回、一番気になったのは前回やはり消滅しかけた森の式・小一郎の復活でした。小一郎の復活にそっと涙。よかったー。
「人間の幸せの形って、きっと人それぞれだと思うんです。でも・・・・・・僕、上手く言えませんけど、人間って、大切な何かに巡り合うことができて、それを守ることができたとき、いちばん幸せなんじゃないかなあって」
『抜頭奇談』 2003.12.5. 椹野道流 講談社X文庫
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