酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年03月13日(土) 映画『私たちが好きだったこと』

 競争率76倍!の公団マンションに当選したヨシは、友人のロバと共同生活することに。最上階の見晴らしのいいマンションはごきげん。ふたりが祝杯をあげているBARへ美女二人が入ってきた。同席し、盛り上がる4人。酔いに任せてマンションで呑みなおす。そして翌日、美女のヨウコとアイコが引っ越してきた。昨日の宴で4人で住むことになったのだと言う。人のいいヨシくんは渋々奇妙な同居生活をはじめるのだったが、アイコは極度の不安神経症だった。今までヨウコひとりで守ってきたアイコを3人が支えることになる。そしていつしかロバくんとヨウコ、ヨシくんとアイコという組み合わせが生まれたのだが・・・。

 7年前の映画。ほんの7年の間に時代背景が様変わりしていることに驚きます。映画の中では携帯電話はなく、アイコがすがるのは公衆電話。服装もメイクも今とは違う。時代の移り変わりが速いなぁ。
 物語は宮本輝さんの原作で岸谷吾朗さんが気に入って企画したそうです。せつない大人の男女の恋愛映画です。軽妙洒脱な岸谷さんが見せるシリアスな演技がとても好感持てます。
 アイコという美しく精神的に不安定な女性を軸に周りの人間達は生きる。アイコは人の支えなしには生きられないし、周りの人間もアイコを支えていることに依存してしまう。すごくよくわかる・・・。
 アイコの最後の決断は女ならではのいやらしさ・卑怯さが滲み出ているし、それを許す男の優しさ弱さも愛しかったなぁ。いい映画や・・・。



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