酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年03月10日(水) 映画『壬生義士伝』

 幕末、京都で壬生の狼と呼ばれた《新撰組》が誕生した。腕自慢の男たち。そこへ吉村貫一郎というひとりの風変わりな男が入隊してきた。貧しいなりで、お金と命に執着するさまは新撰組では異質だった。しかし、吉村の剣は何人もの人を斬ってきている、と斉藤一は気付く。斉藤は吉村を毛嫌いしながらも、だんだんと吉村を認めていくのだったが・・・。

 日本アカデミー賞で織田裕二の三度目の正直を阻み、主演男優賞に輝いた人がこの吉村貫一郎を演じた中井貴一さんでした。あの時は、この映画を観ていなかったため、織田裕二もアカデミーに嫌われているんだなぁ・・・などと見当違いな感想を抱いていました。それは大きな間違いで、主演・助演ともにこの『壬生義士伝』のふたりが受賞できたのは当然だった、と映画を観終わってから認識を改めました。
 中井貴一という俳優さんは好みではありません。しかし、この役はハマリ役・当たり役だと思います。愛するものたちのために必死になって生き、稼ごうとする姿は美しい。《新撰組》の男たちの中にあってこそ際立つ美しさと言えるかもしれません。
 邦画も捨てたものではない、最近心からそう感じます。観ていない方は是非にご覧いただきたい。



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