酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年02月06日(金) 映画『VALENTINE』2001年

1998年ケネディ中学卒業アルバムに写る5人の少女たちに愛憎のこもった書き込みが・・・。中学でのヴァレンタイン・パーティでジェレミー(JM)は、美しい少女たち4人シェリー、リリー、ケイト、ペイジにダンスを申し込む。しかし、痩せていて変態と嫌われているJMは美しい少女達に完膚なきまでに拒絶される。壁の花となっていた太目の少女ドロシーにダンスを申し込み、やっと受け入れられる。幼いキスをかわすふたり。それをいじめっこたちに見つけられ、ドロシーはとっさに嘘をつく。JMに急に無理矢理襲われたのだ、と。
 13年後。5人の少女達は美しい女性に成長していた。かつては太めだったドロシーもダイエットをし、資産家の娘ならではの贅沢な女になっていた。そこで悪夢がはじまった。美しい医学生のシェリーに黒いキューピットのカードが送られ、惨殺される。次はリリー。捜査にのりこんできた刑事はペイジに色目を使いつつ、JMの過去を調べる。JMはドロシーを襲ったあの後、更正施設へ入れられ、少年院へ回され、医療施設へ入れられていた。そして今は行方不明。そんな中、ドロシーの大邸宅でのヴァレンタインパーティではセクシーな水着姿でペイジが殺された。ドロシーとケイトは生き残ることができるのだろうか。犯人はドロシーの金目当てで付き合っている詐欺師キャンベルか? ケイトの恋人酒乱のアダムか? それともJMが復讐に・・・

 好きなんですよ、こういう超B級青春ホラー。なんと言っても瑞々しく若い女優さんたちの美しさに釘付け! ケイトとペイジを演じたふたりの女優さんは涎もんの綺麗さです。こういう映画から、のちのスター★が生まれるんですよねー。どうやらふたりとも既に人気女優さんのようですが。
 思いっきり、ネタバレしてしまいますので、映画(ビデオかな)を観ようと思っている方は以下を読まないでください。

 この物語の根底を流れるのは「ずっと憧れていた(愛していた)」と「ずっと憎んでいた(うらんでいた)」という愛憎だと思います。美しい友人に引け目を感じていたドロシーが、ケイトに向って爆発するシーンが印象的。4人は賢く美しく、でも自分だけが贅肉の塊、「みんな、くたばればいい!」と絶叫するほどに。こういう心の中で何年も熟成された燻った思いは、唐突に爆発する。被害妄想なドロシーが哀れでした。そしてケイトに一途な想いを寄せるアダムは酒乱で酒を断てない。しかしケイトを「昔からずっと愛していた」のです・・・。
 そう。あの幼い日、誰からも相手にされなかったドロシーとJM(アダム)の屈折した感情が別々に悲劇をもたらすのでした。
 美醜というものは人の好みもありますが、美しさはもはや才能なのではないかと思います。私の周りには不思議とものすごい美しさを持った人が集まります。私はそういう恵まれた美しさを賞賛してやみません。見ているだけでしあわせなきもちになれる。だからドロシー帰っておいで、じゃなくて、ドロシーのように羨み嫉みする感覚はわからないなぁ。そういう負のエネルギーをもつなら、自分を大事にしてあげたい。結局、心の形が一番大切なのだと思います。
 みなさま、素敵なヴァレンタインをv

映画『VALENTINE』2001年



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