酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2004年01月29日(木) |
『EXIT』 雨宮処凛(かりん) |
リスカ、アムカ・・・リストカットにアームカットなど自傷行為を自らのホームページで赤裸々に綴る少女・恵。BBSやジジョ(自助)で暴走していく人人人。恵のEXIT(出口)はいったいどこにあったのだろう・・・。
新潮ケータイ文庫でアクセスナンバーワンを続けた小説だそうです。著者の雨宮処凛(かりん)さんは、『生き地獄天国』や『自殺のコスト』などで自分の人生をあっけらかんと書いているそうです。(私は未読なのですが) 日常で狂気と冷静さの間に苦しむ少女達の苦しみは痛々しいほど伝わってきます。なんて言えばいいのか・・・ここまでどろどろ苦しむ若い人たちがいるってことが私にとっては狂気。現実の自分を見つけて欲しいと思いました・・・。心の痛みに体の痛みにEXIT(出口)を見つけられますように。
生身の人間の言葉には、どうしてもその裏の裏にあるものを読んでしまう。どうしても言葉にある刺を意識してしまう。
『EXIT』 2003.11.25. 雨宮処凛 新潮社
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