酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2003年12月21日(日) |
日テレドラマ『共犯者』に思ふ。 ※ネタバレあります |
三上博史さんが気になって録画して見ていた10時間ドラマ『共犯者』。その昔、三上博史さんが多重人格者を演じたドラマ(キョンキョン共演)で女装した姿をまざまざと思い出してみたり。ただの二枚目役に限らず、難しい妙な役をあいかわらずうまく演じていらっしゃいました。 内容は15年前に親友を殺してしまった女性が、時効目前に精神崩壊して行くお話(だと私は思いました)。物語の途中から、ミサキの人格が分裂したものがマサトなんだろうなーと思いながら見ていたのですが、先ほど最終回を見て人格分裂と言うより、マサトはミサキの妄想だったり、願望だったりしたんだろうなぁ(と私は思いました)。結局ミサトとマサトが行動しているシーンは同時刻ではなく、違った時間軸だったというところがトリックなのかな。謎解き自体はドラマ作りでは重視されていない気がする。と言うか、時間が足りなかったのだと思う。きっと全ての事実や出来事に全部きっちり説明がつくように物語上ではなっているはず。あえてそこを省いて、見る側の知りたい願望を煽っている気がする。 最終回ではラストだと言う事で、浅野温子さんを演じる三上博史さんが圧巻だった。本当に浅野温子なんだもの。喋り方や動作が。さすがは三上博史だよなぁ。残念だったことは、次なる妄想を抱く女の奥菜ちゃんを三上さんが踏み切りの向こうから手招きをするシーン。あれは最後の最後に持ってきて欲しかった。ベタだけどありがちだけど、その方がマサトはなんだか妙な精神的移動物体?みたいな謎が増長されたと思うんだけど。 15年前に会社のお金を横領して親友に告発されそうになった。それを阻止するためにかけがえのない親友を殺してしまった。殺した後で気付く。机の上に親友からの手紙と通帳。貯金を全部あげるからいっしょに罪を償って行こうと書いていた親友。その日から生活のカラー色は全て消えうせ、ただ日々を生きる屍となってしまった。大事なものは目先のお金じゃなかった・・・。そして時効を目前に良心と寂しさと後悔から心が砕けていく。愛することも愛されることもなく、自分の中に自分を愛してくれる男を創り上げるしかできなかった女。その男が彼女の心を支えてくれるる共犯者だった。しかし彼女は最後に共犯者を裏切るのだ。そして自由・・・?
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