酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年12月22日(月) ジュニア版『十二番目の天使 −小さなチャンピオンー』 オグ・マンティーノ 

 ジョン・ハーディングは仕事で成功し、生まれ故郷へ大きな会社の社長として戻ってきた。この世の春を謳歌するジョンを突然の悲劇が襲う。愛する妻サリーと息子リックを交通事故で失ってしまうのだ。生きる気力も目的も失い、外の世界を断ち切ろうと拳銃自殺をしようとするジョン。そこへかつての親友ビルが己の生死を左右する病気の療養を放り出して飛び込んでくる。寸前でこの世にとどめられたジョン・・・。ジョンはかつてのリトルリーグでいっしょにプレーしていたビルに古巣「エンジェルズ」の監督を依頼される。死にたい“魔の刻”から放たれたジョンはビルの依頼を承諾し、監督をすることに。彼の天使たちの中には野球が下手でも一生懸命なティモシーと言う少年がいた。自分は毎日あらゆる面でよくなっている、絶対にあきらめない!と言う小さなティモシーの口癖はチームをまとめあげ、あきらめないで頑張りぬくチームとなった。
 息子リックに面差しの似たティモシーの一生懸命生きる姿に、“再生”するジョン。ジョンはもう一度生きて行くことを誓うのだった。そしてティモシーが・・・。

 私の可愛い姪からクリスマスプレゼントとしてリクエストされたのが、この物語。小学校6年生の少女が自分で映画でもテレビでもない物語を言葉にしたことに新鮮な興味を抱き、読んでみることにしました。
 読んだ物語は、まるで昔の私へのエールのように思え、泣けて泣けてしかたありませんでした。世の中にはまだまだ読んでいない、こんなに素晴らしい物語がごろごろしているのだろうなぁ・・・。
 愛する人を失う痛みを乗り越えるには、さまざまな偶然や必然や縁が作用します。茫然自失だったり、自暴自棄だったり。でもいつも私を愛してくれる誰かの心が私を生かしてくれました。この『十二番目の天使』のジョンもジョンを愛するたくさんの人たちの愛が彼をこの世にとどめました。小さな少年の頑張りと、彼が守り通した大きな秘密のおかげで・・・。
 読んでください、と言いたい物語です。必ず心がさわやかにしゃきっと前向きになります。

「自己暗示・・・・・・実は強力な、おどろくべき道具です。そのパワー・・・・・・単純なフレーズがもつ神秘なパワー・・・・・・それを信じてとなえつづけるだけで、だれもが奇跡的なことを成しとげられるんです。そうやって、潜在意識に前向きな思いや言葉をおくりこむだけで、私たちのだれもが、人生で奇跡をおこせるんです」

ジュニア版『十二番目の天使』 2002.4.27. オグ・マンティーノ 求龍堂



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