酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年06月18日(水) 医談(いらんせわ)世話 赤枝郁郎

 岡山の有名なお医者さんが山陽新聞で連載したエッセイ集です。いい年の取り方をされた頭のいいエロ爺(あ、失礼すぎるかな)が憎めない文章でいろんなことを書いています。のびやかなお爺ちゃんだなぁと言うのが素直な感想。シモネタもからりとしている。『どくとる氏のいろ艶筆』という本がベストセラーになり、Y談先生と呼ばれるようになったそうな(笑)。

「2種類の涙」
 悲しいことや、つらいことがあると人間は涙を流す。するとトニカク、胸の中がスーッと軽くなってくる。これはこうした部類の涙の中に鎮静作用がある物質が分泌されていて、その作用によるという。そうだとすると、この感情によって流れ出てくる涙を分析すれば理想的な鎮静剤が抽出できるかもしれない。

『医談世話』(いらんせわ) 2003.6.1. 赤枝郁郎 日本文教出版



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