青春の思ひで。

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2005年04月17日(日) 狂い咲き。

無理だよ。
他のどこへも行けないからね。
あなたが僕から離れて他のひとのところへ行くなら、
それは全力で潰すから。


引きつったような笑いを、浮かべて。
どこか一点を見ているような、どこも見ていないような瞳で。
そんなことを言われると。
このひとは狂っているんだなぁ、と思う。

狂った者と狂いたかった者が絡み合って、ほどけない。


後輩の、忘れていったポータブルCDプレイヤーの中には、彼が日本で一番好きだと言うバンドのCDが入っていた。
その、もう今は亡くなってしまったというヴォーカルの男のひとの声を、歌う歌声を、初めて聞いたのだけれど。
奇妙に高くて、奇妙に伸びる、でも確かに男のひとの声を、何故か狂っていると感じてしまった。
狂ってるよ。
狂ってる。


あたしも、後輩も、その親友のあいつも。


天上旋律 |前略プロフィールゲストブック永久少女天然色夢絵巻kitchen & closetMAIL

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