「心版人間ドック」のような、 自分というものの検証をはじめて、約2週間経った。
過去何をしてきて、未来は何をしたいのか。 そして、今ある何をどう進めていき、何をどう諦めていけばいいのか。
それよりまず人間としてどうなのか。標準的なのか?おかしいのか? 感情はそこに置いておいて、患者は黙々とチェックシートに丸をつけた。
女医;「さて大関さん、ここまでの途中経過ですが、 心を落ち着かせて聞いてくださいね。 以下の値が異常な測定値となっています。」
・規格外の部分を持ってたい。 ・人より(かなり)焦っている。 ・他人があまり見えていない。 ・周りに合わせたがらない。 ・時折、視野が非常に狭くなる。
女医;「大関さん、ショックかもしれませんが気を確かに持ってくださいね。 検査はこれで終りじゃないんですから。最後まで頑張りましょうね。」
横たえられたベッドの上から バリウムのような手紙やメールを飲み込んで透けた胃を眺める。 画面には胃に刺さった言葉が写し出される。深く刺さっているようだ。
「口ではなんとでも言える」
これが今一番、自分に刺さって抜けない言葉。 それと同時に魅了してならない甘い言葉でもあった。
(いつの日か続く)
|