私の彼女。
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2004年07月19日(月) 自分の中に、大切な人の中に。

はじめて直に、別れの言葉を言われた。

今まで、もう無理・・・って言うのは私でした。
もちろん、その度に本気だったし、決して軽い気持ちで口にした言葉ではなかったけど、
でも心のどこかで終わらない確信みたいなものが残ってたから、
それはやっぱり本気ではなかったのかもしれない。
そこまで追い詰められている事を知って欲しかっただけなのかもしれない。
けど、直は違う。
直がそれを口にした時は、本当にそう結論を出そうとしている時。
でも、不思議と気持ちは落ち着いてた。
ああ、ついにきたかって思った。
ここ最近、私も今の関係では、お互いダメになってしまう気がしていて、
もしかすると、別々の道を歩く方がいいのかもしれないって思ってたから。

目の前のパソコンに、今までのいろんな写真が次々に現れては消え、現れては消え。
(スクリーンセーバーがマイピクチャーのスライドショーになってたから。)
それを見ながら、すごい具体的な事考えてた。
来週、木曜日から一緒に行くことになってる中国はどうしよう・・・。
友達として行くべきか、ここはけじめをつけて飛行機のチケットキャンセルしてもきっぱりやめるべきか。
空港までのバスチケットも昨日買っちゃったなとか。
とりあえずペット可の1ルームでも探さなくちゃ、バッチョは絶対に私がつれていくし。
バッチョ、かわいそうだな、バッチョはこのうちが好きだし、
今は広いからバッチョ小屋もおけるけど、1ルームじゃ無理だからがまんしてもらうしかないなとか。
冷静に具体的なことたくさん考えてた。

ずーっと沈黙。。。
直は何を思っていたんだろう。
たぶん、同じだね。
私達は、いつも同じこと考えてるからね。

どっちにも転べる状態だったと思う。
どっちかの次の一言で、どっちにも転がっていくような気がした。
そして、転がるほうに身をまかせようって思っていた。

必死に、関係を修復しようという気持ちはあんまりなかった。
それは、あきらめとか、どうでもいいとかそんなんじゃなく、
ただ漠然と、終わらない確信があったからなのかもしれない。
不思議だね。
終わらせようと本気で思いながら、終わらないと確信してた。

「私とこの先もやっていく自信ある?」
と聞かれた。私は、
「自信なんてない。」
と答えた。
「でも、今までいた誰よりも、一緒にいる将来がきちんと見えてた。」
って、それだけつけくわえてみた。
それで通じなかったら、もうここで決心しようと思ってた。

それからは、なんか2人で涙を流して、
そしたら、鼻がたれて、いつの間にか笑ってました。

というわけで、
もうちょっと一緒にやってみます。

でも、確実に変わっていかなくちゃいけない時に来てるんだと思います。
直との関係というより、私自身の問題が大きいんだと思います。
ここ最近の私は、ほんとひどかった。
直のことなんて、全く考えてなかった。
他人を責めてばかりだった。
自分の自信のなさを、直のせいにしてた。
人を批判することで、自分を保とうとしていた。
できない事を、そんなもの・・・とばかにしていた。
いつもいつも周りのせいにしてばかりで、何もしようとしなかった。

本気で自分と向き合っていかないと、私は、ダメになってしまう。
周りとくらべる必要なんてないのに。

とりあえず、自分の気持ちに、自分の感じる「好き」に、もっと敏感になってみようと思う。
自分をもっと知りたい。
それがささいなことでも、直には価値がわからなくても、
私の感じ方だからって思えればそれでいい。
人は、誰といたっていつも一人なんだなと思います。
自分さえきちんと自分を見失わなければ、いつも前をむいていられる。

そして、
もう少し一緒に生きてみようと思った直の、好きなものや、直のいいところや、すごいところを、
もっとちゃんと感じてみようって思う。
私にとって、やっぱりとてもとても大事な人だから。
もっとたくさんの好きを、そばにいる大事な人の中に見つけられたら、
私はそんな自分がもっと好きになれると思う。

いつも胸の中にあたりまえのようにある、直との将来を
幸せなものだと感じていられるように。


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