静かなる零への回帰録...翔人

 

 

友情とかいうもの。 - 2004年06月15日(火)

私はよく他者との関係をぶった切る。


これは家系なのか何なのかよく分からんが、
取り敢えず我が家の人々は交友関係が極端に狭い。
一番人付き合いが多いのが兄と私。


「嫌だと思ったら切れ」
こんなもんが家訓なのだからしょうがない。
私が「○○さんと喧嘩して縁切っちゃったんだよね」と相談しようものなら、
「それはその人とはそこまでだったってこと。あんたが悩む必要なし」
これで会話は終了。

たまーに、いいのか?それで…と思うけど。


私は…煩わしくなったら切る。
何でこいつの為に私が悩んだりせにゃーならんのだよー!と
心底思うようになったら切る。一刀両断。


でも、それまでは大事に大事に致します。
その人の為に泣きます。怒ります。悩みます。
精一杯やっても、その人がどうしようもない人間であったならば、
それはどうしようもないことなのではないでしょうか。
これは避けられぬ事象。云わば運命。または必然なのです。


切った直後、寂しさに悩みます。
本当に良かったのか?と悩みます。


数日前に縁を切った友人とのことを隣の店の子に話しました。
「いいじゃん。うちらは友達になったんだし」

そのとき悟りました。
世の中は、プラスマイナスで出来ているのだと。
こと、友人というのはそういうものなのだと。
失えば新たな存在が現れる。
何故なら、それは環境、もしくは自己が変化していくうえで
避けられない別れであることが多く、
それに比例して新たな出会いも生まれてくるからなのです。

なるほど。
世の中うまいことできてるなーと感心。


これからも私はそうやって、切ったり出会ったりしながら、
人生を歩いていくのでしょう。
プラスマイナスの法則に従いつつ。


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