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2015年10月20日(火) イザベル・カンピオン講座「ピアニストの為の“アトリエ”」

カンピオン先生のアトリエに参加させていただくのは今年で3年目です。
“アトリエ”とは・・・「楽器を演奏する時に、より良く身体を使えるようになるエクササイズを実践する講座」
ゆえに、今まで参加させていただいて、同じ内容だったことは一度もありません。
けれども、カンピオン先生がおっしゃろうとしていることは常に変わらず、それに向けてのアプローチの方法が多様にあるという感じです。

この日のアトリエも、目から鱗が何枚も落ちる感動的なものでした。

まず最初に『ピアノを弾くということ』について理論的な説明がありました。
説明は“骨”“関節”“筋肉”“靭帯”“神経”“脳”…と解剖学的な事柄と、それらがどのような役割をはたしているかに及びました。

この段階を自動化していくことが表現することにつながっていくということでした。

その後、手についてそれぞれの役割、ベストなポジションなどを動作を含めて具体的に。
よく言われる“脱力”についてもお話されていました。

最終的に大切なのは肩甲骨のポジションで、これができると初めて「力が入りやすく繊細な動きができ、表現の幅が広がる」とのこと。
マスタークラスなどで「背中で楽器を弾きなさい」と言われるのはこのことである。
身体のシステムに沿った動きは一度できると心地よく、出てくるものが心からの音楽になる。

ピアニストの本当の秘密を教えていただいていると実感しました。
参加人数が少なく残念でしたが、一人一人に丁寧にご指導くださったのでとても良くわかりました。

25日には、これらのことを10代の生徒さんにどうご指導くださるかとても楽しみです。
まだまだお席に余裕がございます。
チケットは以下のページから、または私のほうまでお問い合わせください。
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=31104&


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