4254.0516の日記

2005年03月10日(木) 遠いBaliの日々(その1)。


 昨日までさくさく猛然と仕事を片付け、いよいよBaliへ。
 昨夜は眠れなかった。
 久しぶりの遠足気分、どきどきとした高揚感を味わう。


 AM4:15に起床して、大荷物のスーツケースを抱えて、AM5:30に家を出発。
 まだ始発のバスも出ていなかったので、母に送ってもらう。
 暗い街は、人気も少なく、出勤前の人がまばらにいる。

 スーツケースを抱えて出かけるといつも思うのだけれど、障害者や老人に意地悪な
 街だなぁと思う。
 エスカレーター・エレベーターを探すのに一苦労。
 突然長い階段が聳え立ったりして驚く。


 京急で成田へ。

 友人と日暮里駅で待ち合わせ。
 あまりにも荷物の大きさが違うので、驚く。
 わたしはいつも荷物が多い。

 京急の中では、仕事の話ばかりを主にする。
 普段できないような、自分の個人的な想いを含めた仕事の話。
 職場では意識が高すぎて浮いてしまうような、そんな仕事の話。
 流れる千葉の田舎町を横目に、まだ厚着のふたりは語り合う。
 普段はようやく起き出す時間に成田へ到着。

 成田で手続きを済ませ、軽く食事をする。
 まだまだ眠くて、ぼんやりと会話を交わす。
 食事を終えると、私は書店でばななの“なんくるない”を購入。

 今回の旅行では、CDと本だけはケチらずに持っていこうと決めていた。
 NYの時も、聴いていた音というのはその旅行そのものになって、その曲を聴いた時
 にしか思い出せない出来事が蘇る。
 今回はそれを自分の好きな曲たちに託したい。
 そう思って、TUTAYAで大量にレンタルし、よく聴くCDも持参した。


 いよいよFlight。


 前回のNYの時はJALだったせいか、考えもしなかったけれど、今回は外国の航空会社
 ということもあって、あまりにもabout。
 これからの旅を予感させる体験となった。

 乗務員さんが無愛想。
 機内のスクリーンや画面はじりじりと線が入って、イヤホンは聴けない…。
 日本の“サービス”における水準は(多少過剰さはあっても)最高だと思う。


 ぐんぐんと日本が遠くなって、日常から離れていく。
 私が今いるところは日本じゃない…そのことにただほっとする。
 空の上はとても寒くて、窓の外には氷の結晶が。
 それなのに陽射しは刺すほどに強くて、ぴんとしていた。


 友人と話したり、眠ったり、本を読んだり、食べたりしているとようやくBaliへ到着。
 着陸した時の第一声が、ふたりとも「ついに来ちゃったね」だったのは、ほのぼのと
 して何だか良かった。
 嘘みたいで夢みたいだった。


 Baliは夕方だったけれど、日はまだ落ちていなくって、空気は生ぬるかった。
 熱くて濃い空気が南国にいることを確認させてくれる。
 入国審査を待つ間、空調が効いていなくて、来ていたセーターを脱いで半袖になった。
 うれしかった。

 あまりにも時間がかかり過ぎた入国審査を終えると、現地のガイドさんが迎えに
 来てくれる。
 日本語が話せるガトレンさん。

 大まかな説明と共に、オプショナルツアーを異常に進められる。
 到着して、まだ細かい計画を練るところまで到底至れないわたし達は、申し込みを
 保留。

 日が落ちかけているBaliの街並みを走る。
 信号が少ない上、二車線ある道路のど真ん中を走る。
 急に割り込んできたり、普通に走っている車を同じ車線で抜いていったりする。
 日本ではdriverのわたしは、このどきどきこそ外国だ、と思う。

 20分ほど走ってホテルへ到着。
 照明もお洒落で、広々と吹き抜けている、素晴らしいホテル。
 ロビーでは、ガムラン奏者がコロコロと演奏している。
 おしぼりとウェルカムドリンクのサービスを受けて、無事チェックイン終了。

 最後の最後まで異常にツアーを勧めてくるガトレンさんを振り切って、ツアーは
 保留にする。
 ホテルのフロントの人やポーターさんに対する態度が横柄で、何だかこの人は信用
 できない、と直感的に思った。
 何だか嫌な感じが残った。

 ホテルは広くて、幻想的で、本当に素晴らしいところだった。
 あまりに広すぎて、フロントから遠いのが玉にキズ。
 でも、それぞれの場所をたっぷり堪能しながら部屋へ移動する。
 ポーターさんもSHYで何だかいい人だった。
 英語ができなくてごめんなさい、という感じ。


 明日はバリヒンズー教の新年に当たる“ニュピ”の日。
 この日は空港も閉鎖されるというほどの、島中を上げた行事。
 私たちは明日一日ホテルから出られない。
 何とかプールは使えるようだけど、private beachにも出られないらしい。

 今日はニュピを控えて、お祭りをやっている。
 街中で大きな人形を担ぐ姿が見られて、地元の人たちと観光客が入り混じって大盛り
 上がり。
 わたし達も熱い空気と人の熱気で一気に高揚する。
 1年に1度の貴重な日に来られたLuckyに感謝する。
 近くのレストランで食事をして、無事に到着したことを喜ぶ。

 しかし、レストランは客がいるにも関わらず、閉店近くになるとウインドファンを
 消すし、電気も真っ暗。
 伝票が見えない…。
 さすが、という感じで洗礼を受けた。

 Hotelへ帰って、明日一日の暇を潰そうと、Hotelのスパを予約する。
 部屋から電話で問い合わせるものの、全く通じず。
 向こうもJapaneseだ!と慌てている様子が手に取るようにわかる。
 仕方がないのでフロントに直接出向くと、嘘みたいに話がわかった。
 会話が通じたわけでもないのに。


 疲れていたのか、ふたりともぱたっと眠る。
 友人はあっという間に。
 わたしはしばらく音楽を聴きながら本を読んで。
 隣で友人がしあわせに眠る姿を見ながら、到着したわくわく感に静かに浸った。


 ♪BGM/Jazztronik AL.『Horizon』


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