昨日から憂鬱。 きっとこれから起こることが予測できるからだ。 そして、予測できるそのことを回避できない自分の弱さに、だ。 少しでもウソが混じっていると、途端にそのことを口にできなくなる要領の悪さに、だ。
約束はお昼。
険しい顔でコンビニに向かう。 いつも通りみたいな顔で、車に乗り込む。 間なんて一瞬たりともなかったって顔で、助手席に迎える。 不自然な当たり前。
球場までの道は混んでいて、田舎暮らしの彼は驚き不安になる。 でも、まわり道にもいらいらしないその態度が、私にとってはたまらなく嫌だった。 予定時間を少し回った頃に、何とか到着。
久々に来た野球観戦は、あっという間に昔を思い出させる。 そういえば、どんな話も野球にたどり着くほど、野球漬けだった思考回路。 私も少なからず影響された。
どうにも見慣れた人がたくさん。 こういう規則性のもとで、gameが進んでいくことが好みなのかなぁ。 数字がたくさん出てくるし。 驚かないけど、あそこにもここにも、と。 あまりの多さにおかしくなりそう。
土曜日の球場は、子ども達もたくさん来ていて、昔ながらの応援団風のおじさんと 仲良く野球談義をしたり。 アイスを奢ってもらったり。 応援の仕方を教わって、同じように応援していたりした。
地域ここにあり!という感じで嬉しかった。 今ではなくなった下町のつながりのようなものが、そこには感じられた。
ふたりでいると、ふたりでいる時間はあの時のままのように思えて。 でも、私は確実に前に進んでいて。 いつも。 あなたのその健康さを愛し、たまらなくいらいらした。
戻りたいと思うのは、未来を感じられないからだ。 そこに留まるわけには行かない。 私がいるのは“今”だから。 “あの時”と同時進行でバランスを取ることはできない。
眼を見て話さなかったことだけが、ささやかな抵抗。 私の“今”について、あなたが聞いてくれるのを待っていた。 でも、あくまでもあなたはあなたのままで、不自然なままに過ぎ去る時を当たり前に 受け止めていた。
そんな簡単な決意なら、あの時心を決めたりしなかったはずだ。
♪BGM/Mr.Children AL.『シフクノオト』
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