去年の1月に誘われて99歳の画伯の白寿展に行った。 そして、きのうその画伯の100歳の展示会に行ってきた。 画伯の娘さんとお孫さんがやっておられる喫茶店の2階が普段、絵を描くアトリエで、そこに100号や80号というとても立派な油絵が展示されていた。 1階の喫茶店にもかなりの絵が飾られていて、入れ代わり立ち代わりかなりのお客さんが来られていた。 婦人画が主で、バレリーナを描いた絵など、モデルとなったバレリーナの発達した筋肉が素晴らしいタッチで描かれていた。 階下の喫茶店から2階のアトリエに行く階段は少し傾斜がきつくて、足萎えの私など手すりを強く握りしめていたのだが、100歳の画伯はほぼ毎日その階段を上り下りされているということで、改めて感心した。
100歳ということで、多くの新聞の地方欄に掲載されていたし、市の広報でも紹介されていた。 喫茶店をされている娘さんが「こんなにたくさんの方に絵を見ていただけるのは、たぶんもう最後だと思います。」と 話されていたが、きっとまだまだ頑張られると思う。
帰りには今回も紅白饅頭をお土産にいただいて、ほんとうに絵を見せていただいた私らのほうが恐縮しきりで、それでも素晴らしいひとときに感謝している。
私はといえば・・・
『色出せず 師の筆借りて塗り足せば 画帳の乙女ひとり微笑む』
といった感じで、進歩はないもののそれでも楽しい時間を過ごさせてもらっている。 上手く描けた、という思いはほとんどないけれど、それでも自分の描いた絵を玄関などに飾る幸せをささやかに噛みしめている。
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