毎年のことだけれど 正倉院展開催中の奈良はけっこうな混雑だ。
修学旅行や遠足、それに旅行社のツアーの人たちとかスゴイ。
私も朝から並んで正倉院展に行く。
それにしても今年の目玉の 『螺鈿紫檀五弦琵琶』は素晴らしい。 私は蒔絵とか螺鈿の細工物が大好きなので見とれてしまう。 でも 最近はすぐに疲れてしまって 『なら仏像館』まで足を伸ばす元気がなくなっているのだ。
午後からは 某大学の先生の『平城京時代の下級役人と奴婢』という講義も聞くことになっているから、体力を温存しとかなきゃ(ご大層な・・) でも これは面白かった。 木簡からいろんなことが分かるそうで 腰痛とか下痢でしんどいから休みをくれとか 物を盗まれたて市まで失せ物を探しにいくから休ませてとか 奴婢が逃げたから代りの奴婢を寄越せ、とか。
私があの時代に生きていたなら きっと奴婢の身分だろうから ことさらに面白く聞いた。
それにしても この秋は精力的にお寺参りをしている。 きのうも元興寺・禅室の屋根裏探検というのに参加して 飛鳥時代の柱や梁を見せてもらった。 その他 遷都1300年の特別開帳というのでいろんな仏さまにお会いした 金峯山寺の蔵王権現像も素晴らしくて 奈良に住んでいるゆえにあちこち見て回れることに感謝している。
芭蕉の句にある 菊の香や奈良には古き仏たち を正に肌で感じている。
奈良にいて 仏に会えば 秋沁みる
我ゆえに 救い求めて 仏見る
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