姑が施設で倒れて入院した 脳梗塞ということでろれつが回らなくて、左半身にマヒがでた 医者の話では梗塞は今後、広がるおそれもあるという説明だった 精神状態もかなり不安定で6人いる重症患者の部屋で、姑だけが声を出して騒いでいる 正に看護士への中傷のような物言いで、聞かされる私はいたたまれない心境でいた 看護士に向かって利き手である右手の拳を振り上げたり、右足でベッドを蹴り上げるような仕草をする 看護士は「私はこれも仕事ですからいいですが、家族の方のほうが辛いでしょうね」と言ってくださる 家でお世話できない以上、こんな姑の状態はひたすらお詫びするしかない ダンナはこんな親の姿は見たくないと2回目からは病室に入ろうとしない 私はこれも間違ったことながら自分の親と比べてしまう 姑はたぶん死ぬのが怖いのだろうと思う でも今の状態はまだ遠い・・(イヤな言い方だが・・・)
それにしても 他の老人たちの諦めたような無表情も悲しい 呼吸器のスースーという規則的な機械音にまじって、のどに開けた管から痰を吸いだすうめきも、みんなみんな母を思い出す情景ばかりで死に向う音のように思える こういう状況は安らかな死に程遠い・・と私は思う
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