最高級の白桃の皮をつるりん、と剥いたような臀部は、瑞々しく輝いていてとても人肌には見えなかった。
付箋のついた本が雑然と積まれていて、その合間に脱ぎ捨てたTシャツやら丸まった青い靴下やら、髪の毛とほこりのセットやらが詰まっていた
黒髪の下で両手を組んでいてコンパスのN極は黒くそまり、反対のS極はうす桃色の肌でコンパスのような美しいコントラストがあった。
かろうじて白いシーツの上に、ぽったり、と横たわっている白桃は、この部屋の甘さが凝縮されたような匂いを漂わせていた。
ごくりと鳴った喉、さきほどのパチパチと頭の中で飛び散る火花、バターのたっぷりついた大きなパンに包み込まれる錯覚
半田ごてで焼き付けられた錯覚は、ほのかに香る白桃でなんどもなんども蘇るのだろう
もう決して