ものかき部

MAIL │ BBS

「 清明�察 �
2008年04月11日(金)



 あなたの声が届かなくなって久しいのに、数えてみればまだ2日しか経っていなかった
 寝てもさめても、何も手につかない、のではなくて、かんかん照りの木陰で休んでいたら、いつの間にか汗をかいていたというような
 じわり、と気がつけば考えている、気がつけば気に掛かっている、というような
 だから、汗をすっと他の社会生活でふき取ってもまた、汗が浮かび上がってキラキラと肌を綺麗にしてくれる、そんな感覚
 そういえば、あなたの肌は私の肉が蕩(とろ)けていくようだった

 汗をそのままにしておけば体臭がするから、と理性はタオルを差し出すし
 汗は所詮化学物質に過ぎないのだから、社会的規範はシャワーを浴びさせる

 けれども、それでも一向に治まらない
 内臓から、心の奥底から染み出してくるから
 
 人間の根源にある聖なるものに嘔吐(おうと)しかしないサルトルは薄っぺらかったし、社会活動もコンプレックスの裏返しとしか見えなかった
 けれども、ハートナーとの関係を思い出してしまった

 そんな恋
 いや恋でさえない

 君という汗
 汗疹(あせも)のことなど気にしない


BACK INDEX NEXT

複製、無断転載、二次配布等を禁じます。
All Rights Reserved©ものかき部

My追加