人間が壊れる時に「助けて」と縋(すが)らず 壊れていく人を観る時に「助けて」と両手に力を入れて叫ばせる 母性が壊れていく、母親が肉親が血族が壊れていく時、人は根源的な叫びに身を包む 30を過ぎた女の気狂い、般若、更年期障害、それらの先にあるその壊れ 男性性の安っぽい合理や思想や悟りの穏やかに比べると、どうだ なんと嘔吐(おうと)し何度共感し、なにをも醸(かも)しだす ただ、あなたの傍に立っていたい 注記:『アカシアの道』 近藤ようこ著 青林工藝舎を読み終えて