「ねえねえ、どうしたらいいと思う?」とか聞かれたとき、私はその子がそうしたい、と思っていることをそれとなく押してあげます。
相談をもちかけるとき、ほとんどの場合、もう気持ちはきまっているんですよね。 あとは、自分以外の人も、そう判断するんだっていう後ろ盾を得たい、動き出すためのはずみをつけたいってだけなんですよね。
だって、本当に二つの選択肢の間で心揺れているようなときならば、相談したりせずに、自分で考えたり、時間に任せたりするはずです。 ある程度自分で考えて、問題が把握できた段階じゃないと、相談にもならないもんです。
なので、私はわざわざその人の考えを覆したりなんてことはせずに、その人の望むほうの意見を肯定します。
それは、自分のことを振り返っても、人がどんなに論理的に正論を述べて自分を説得にかかっても、結局自分がこうしたい、と思うことしかできないからです。
仮に私が未来を見ることができて、その人がつらい目にあうことがわかっているのなら反対もするでしょうが、誰にも未来のことはわかりません。 ならば、本人の望むようにするのが最善なような気がするのです。
だから、人の相談を受けるときには、「どうしたいんだろう?」ということを最優先にして聞くようにしています。 「好きなんだけど、奥さんがいるの、どうしよう?」なんて相談は簡単です。
そんなの、「そんなの誰もが不幸になるだけだからやめたほうがいいよ」なんて言われたいわけないんです。 「奥さんがいるからって、嫌いになんてなれないよね。軽はずみなことはしないほうがいいとは思うけど、でも、だからといって避ける必要もないんじゃない?」 みたいなことを言ってほしいんじゃないかなあ。
そんな感じで相談にのると、「そうだよね!」なんて大体納得してくれます。
でも、難しいのは、買い物に行き、「どっちがいいとおもう?」なんて、両手に商品を持って聞かれたとき。 そして、その商品がどちらも私なら絶対にえらばないような感じのものだったとき。 これは困りますよ。
わかんないので、適当に「右のほうがかわいい感じ・・・?」とか言います。 こんな時、本心を聞かれたら、百年の友情も一瞬で崩壊です。 「どっちでもいーじゃん!」ぐらい思ってます。
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