| 2004年03月05日(金) |
森鴎外『ヴィタ・セクスアリス』 |
AETのカトリーナは大学時代文化人類学を専攻していて、スペイン語とフランス語に堪能な才媛です。 ある時、「日本文学も読んでみたい」なんていってくれるもんだから、私、はりきって選りすぐりの3冊をレコメンド。 まず、村上春樹『ノルウェイの森』三島由紀夫『金閣寺』そして、森鴎外『ヴィタ・セクスアリス』現代と、昭和と明治を代表する作家のラインナップです。 アマゾン屋さんで書評を探してきて、プリントアウトしてあげました。
・・という話しをしたら、中沢先生に話したら、「なんというセレクション・・・」と絶句 されたのですが、カトリーナはお気に召してくれました。
インターネットで英語版を取り寄せて、早速『ヴィタ・セクスアリス』を読んだそうです。 とにかく面白くって、一気に読んじゃった、って。 そして、かなり文学論っぽい感想を言ってくれたんだけど、充分に理解できず、あいまいにうなずいてしまった・・・。
愛と性のかかわり、とか、人が性に対してどのようにアプローチしていくかということはとても興味深い問題で、『ヴィタ・・・』を読んで、日本のHow to approachはアメリカのと似ていると思った、ってことぐらいしか聞き取れなかったYO。
せっかくとっても熱心に語ってくれたんだけど、それに見合うだけの考えを英語で伝えることができなくってとても申し訳ないっす。
この作品は、鴎外の作品の中でもあまり知られていないものなんだけど、性への目覚めを、自然主義小説風に(鴎外は自然主義には反対の立場です)自分の学生時代の体験を振り返る形で描いています。 当時はとってもセンセーショナルな内容だったのでしょうが、今読むと、正直で純情な学生さんの悩みが、微笑ましいほどです。
鴎外の作品を全部読んだわけではないけれど、私が唯一好感を持って読んだ作品なので、カトリーナに気に入ってもらえてとってもうれしかったです。
そして、今度は、カトリーナに本を紹介してもらいました。 ガルシア・マルケス『100年の孤独』 私は全然作者も知らなかったのですが、コロンビアの作家でノーベル文学賞も受賞した20世紀を代表する作家なんですってね。 さっそくアマゾン屋さんで注文しちゃった。
でも、あとで中沢先生に「『百年の孤独』って知ってますか?」って聞いたら、 「知っているというか・・・。持ってはいるけれど、読んでいないです。とにかく長くって」
が〜ん。えらい難解ってことですか。 そうだよなー、2800円もしたもんなー。 長いんだろうなー。読める自信がなくなってきたぞ。
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