感想メモ

2012年08月24日(金) ナミヤ雑貨店の奇蹟  東野圭吾


東野圭吾 角川書店 2012

STORY:
強盗を犯した3人はナミヤ雑貨店という古びた家に逃げ込む。そこは時間の流れが普通とは違っており、悩み相談の手紙が届く。彼らはその手紙に返事を書くのだが…。

感想:
 初めは子供たちのいたずらめいた悩みに答え、その回答を店先に貼り出していたナミヤ雑貨店の店主。そのうち、深刻な悩みも届くようになり、それに答えるように。その答えは人の心に届くもので、そのうち雑誌に載るまでになる。

 そんな過去のことなど知らずにナミヤ雑貨店に逃げ込んだ3人のもとに、過去からの悩み相談の手紙が届く。彼らはその手紙に返事を書くと、それに対して返事が届き…。

 悩みに答えるうちに、彼らは人のために考え、真剣に答えを書くようになる。

 悩みの相談者たちは、お互いに知らないが、それなりにつながりがあり、読み進めるうちに、そのつながりがわかるようになり、おお〜っと思う。

 そして、最後は希望が持てる終わり方で、今後、この3人がどうなったのかは気になるが、きっと悪い方向には進まないだろうなと思わせられる。

 とりあえず感動の一冊であることは確か…。


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ゆうまま [MAIL]