感想メモ

2012年05月21日(月) 舟を編む  三浦しをん


三浦しをん 光文社 2011

STORY:
定年を迎えることになった荒木は自分の代わりになる辞書の編集者・馬締にあとを託す。馬締は、辞書編集に人生を捧げる松本先生とともに大渡海という辞書を完成させようと奮闘するが…。

感想:
 すごくベストセラーになっているという作品。

 私は本作りとかが好きなので、結構面白く読めた。

 辞書は1冊作り上げるのに10年以上の歳月を要する。

 そして、完成披露のパーティーで、さあ、これから改訂の準備をするぞ…というセリフが…。

 日々、言葉は移ろう。終わりのない作業だなーと改めて思った。

 登場人物がユーモラスだったりするが、それより何より、辞書に人生を捧げるとでもいった人々のすごさにちょっと感動。

 特に、松本先生とその先生を支える家族には…。

 なので、終盤、かなりぐっと来てしまった。

 辞書を作る作業、楽しそうだなー。アルバイトで、ちょっとやってみたいとかついつい思ってしまった…。


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