| 2011年06月29日(水) |
ツリーハウス 角田光代 |
角田光代 文藝春秋 2010
STORY: 祖父の突然の死により、祖父母が旧満州に渡って知り合い、日本に引き揚げてきたことなどを知る良嗣。彼は祖母とおじとともに長春へと向かい、家族の歴史を知ることになる…。
感想: 戦前・戦中・戦後…そして、平成…。めまぐるしく変わった激動の時代を生き抜いた祖父母。そして、戦後高度成長期に青春時代を過ごした父母…自分は家族のことを何も知らなかったと気付く良嗣。
彼は祖母とともに旧満州に渡り、家族の歴史を知ることになる。
言われてみれば、自分も祖父母のことはあまりよく知らないし、聞くことも何だかできないままだった…。
祖父母の世代は本当に歴史に翻弄された人も多いのだろうなと、今更ながら思う。もしまだ祖父母が生きている人は聞くなら今なのかもしれない…。
なかなか考えさせられる面白い小説だった。
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