2009年10月13日(火) |
終の住処 磯崎憲一郎 |
磯崎憲一郎 新潮社 2009
STORY: 30代に入り、何となく結婚してしまった夫婦。夫は仕事に忙しく、おまけに浮気を。子供もいるのにどうしても浮気癖が治らない。そのうち妻は夫と口をきかなくなり…。
感想: う〜〜ん…。これ、かなり微妙…。
芥川賞を受賞した作品。やっぱり私、芥川賞の小説はイマイチ受け付けないみたいな感じ…。
夫婦2人の結婚から子供が自立するまでを淡々と描いているんだけど、もう結婚するところから、この2人の気持ちがよくわからなかった…。不満を持ちながら結婚生活を続けたり、夫が浮気を繰り返したり…。
よくこれで離婚しないなぁ…と、正直全く感情移入もできず…。
終わり方もかなり唐突で…。
この作品、とても短い短編。それなのに、余白をたくさん取って1冊の本にまとめている。同時収録の「ペナント」という作品も入っているのだけれど、これ以上読むのがキツそうだったので、こちらは読まず…。
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