感想メモ

2009年09月22日(火) 森に眠る魚  角田光代


角田光代 双葉社 2008

STORY:
同じ幼稚園に通うことになった3人と産院で出会った1人、そして、その同じマンションに住む1人の5人が仲良くなるが、子供のお受験などをきっかけにぎくしゃくとし出し…。

感想:
 色々なタイプの母と子がいる。それが、同じ幼稚園、同じ産院、たまたま同じマンションだった…などというだけで知り合い、価値観なども違うけれど、仲良くなる。

 しかし、付き合ううちに何かが違うと感じ始め、それが次第にストレスとなり、何かがおかしくなっていく…。

 誰にでも起こりうるような日常のことを描いた作品で、面白かった。

 が、最後の方で、誰が誰なのかはっきりさせない描写が続き、その点がちょっと読みづらかった…かも。

 子供を育てる、父親とうまくやる、ママ友と付き合う…どれもこれもうまくやりたいとは思ってもなかなか難しいことばかりなのかも。ちょっとママ友と付き合うのが怖くなりそうな1冊…。


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