感想メモ

2009年01月18日(日) 5年3組リョウタ組  石田衣良


石田衣良 角川書店 2008

STORY:
名門公立小学校の5年3組の担任となった良太。いつもクラス競争ではビリを争ってきた。クラスの子供が教室を抜け出すようになってしまい、今年も先行きが不安に。しかし、そんな良太のよき理解者が現れ…。

感想:
 石田衣良は、人気作家のようだけれど、1冊読んで、どうも合わない…と敬遠してきた。今回、評判がよさそうなこの作品を読んでみて…悪くはないな…と思ったのだが、一つだけどうにも許せないことが…。

 前にも思ったのだけれど、どうして簡単な漢字を平仮名で表すんだ!!! どうにもこれが耐えられない。難しい文字は漢字なのに、どうしてそうでない文字が平仮名なんだ…。なんだかイライラするんだよね、こういうの…。生理的に受け付けないっていうか…。

 ま、それは、個人的な感想で、本の内容とは関係ないんだけどね…。

 作品の方は、すっごくいいわけでもなかったとは思うけど、まあ、教育現場とか教育について考えさせられる話にはなっていた。

 この作品はどうも新聞に連載されていた小説をまとめ、大幅に書きおろしを加えたものらしい。連載されていたのが2006年だから、わりに最近の教育現場について書かれているのかもしれない。

 私は夏目漱石の「坊ちゃん」は読んだことがないのだが、この作品にはその場面がたまに出てきた。「坊ちゃん」が好きな人にはさらに面白いのかもしれない。

 内容は主に4つ。生徒の一人が教室を抜け出すようになり、学級崩壊の危機を迎える4月。登校拒否になってしまった4年生の担任教師を助ける7月。自分の家を放火した兄弟の問題を解決する12月。そして、クラス競争を勝ち抜くために生徒たちに変化が起こる3月…。

 5年生の1年間を良太の恋愛模様も若干交えて描く。6年生の1年間も見てみたいような気にはなった。


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