感想メモ

2008年05月23日(金) 愛しの座敷わらし  荻原浩


荻原浩 朝日新聞社 2008

STORY:
 転勤で田舎に行くことになった一家。父が旧家を借り、そこに住むことになるが、その家には座敷わらしが住んでいて…。

感想:
 いまどきのバラバラな一家が、父の転勤で田舎に引っ越すことになる。父はいわゆる左遷のようなもので田舎に飛ばされる。娘は中学生だが、仲間とうまくいかず辛い日々を送り、息子はぜんそく持ちだった。義母は少しボケ気味…。

 しかし、この家に引っ越してから、少しずつみんなが変わっていく。社交的になって一家がまとまっていく。それは福の神、座敷わらしのおかげ…なのかもしれないけど、それだけでもないのかなぁ…。

 少しのきっかけで人は変わるんだろうなと思う。そして、それは周りにいる人との関係が大きいのかもなぁ…。

 面白い作品だった。


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