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2006年02月19日(日)
【サッカー】リーガ。

<今日の更新> ○戯言No.698
ようやくこの更新でリーガレポ追いつきました・・・
最新試合ベティス戦からご覧になりたいかたは
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24節ベティス戦


23節「凡ミス・・・(T.T)」
vsヴァレンシア @メスタージャ

前節ついにリーガでの連勝も止まったバルセロナ。
この状態で当たりたくはなかった相手2位ヴァレンシア。
どちらにとっても負けられない試合。
ちなみに前半戦は2−2の引き分け。
後半戦の行方を占う上で非常に大きな一戦です。

デコ、メッシが怪我のため出場できず、ロナウジーニョも未だ出場停止が明けず・・・
かなり苦しい状況。エトーがネーションズ・カップから帰還したのが救いといえば救い。
スタメンは
エスケーロ、エトー、ジュリの3トップ。
イニエスタとファン・ボメルの2トップ下、底にエジミウソン。
最終ラインは両サイド左にジオ、右にオレゲール、中央がマルケスとプジョルの
コンビ。守護神(?)バルデス。
(?の意味はおわかりでしょう・・・ヽ(´・`)ノ  フッ…(笑)
控えは
ジョルケラ、シウビーニョ、ベレッチ、ガブリ、ラーション、マキシ

対するヴァレンシアもヴィセンテ、ミスタ、クライファートが怪我です。
ビジャも練習中に怪我したという情報もありましたが、元気にスタメン。
彼の決定力は並みじゃないですからねぇ・・・
スタメンは
ビジャの1トップ。中盤はトップ下アイマール。右にアングロ、左にレゲイロ、ダブルボランチがバラハとアルベルダ。
最終ラインは両サイド、左にモレッティ、右にミゲル、
中央はダビド・ナバーロとアルビオル。守護神にカニサレス。



非常に締まったとてもいい試合。どちらもコンパクトにラインを保ち、
手数をかけずにパスを回してゴールを狙う。

<ダビド・ビジャ>
裏を狙う動き、中央、右、左と激しく動き回り、ラインを攪乱。
そのビジャの作ったスペースを、アイマール、アングロ、レゲイロが
上手に使っていました。この辺のオフ・ザ・ボールの動きも素晴らしいです。
シュートシーンのほとんどに絡んで、パスも出してましたし、
ホントにいい選手です。
サラゴサ時代も怖いFWというイメージはあったんですけど、ますます
抜け目なく、巧いFWに成長した感があります。
FWは身長じゃないんだなぁって思う部分もあります。
集中力をきらさず、ボールを追っていたからこそ、バルデスにプレッシャーを
かけられた訳ですし、プレゼントボールだったにしろ、
きっちり決める辺りの冷静さも魅力です。
それにしてもバルデス・・・ビジャとの相性は最悪ですね・・・
前回の対戦でもクリアボールに詰め寄られ、ゴールを許すなど、
ビジャの顔を見たくないでしょうね。

<パブロ・アイマール>
自由を与えられたときのアイマールは素晴らしい。
繊細なボールタッチで敵を翻弄。見方には優しいパスを。
見ていると目を奪われるんですよねぇ。
彼は変に拘束しないで使われた方が絶対に生きます。

<レゲイロ>
獲得しといてよかったなぁって思ってるに違いないです。
ヴィセンテが怪我がちで、その代役としても期待して獲得したはずのエドゥも怪我。
昨期はヴィセンテ不在で左サイドが人材難で困っていたので、彼の存在は
大きいですよ。
スピードもあるし、ドリブルも巧い。かなりやっかいな存在でした。

<サンチャゴ・カニサレス>
バルサのチャンスのシーンは少なかったのですが、ベテランらしい安定感を
見せました。不用意に動かない。状況判断のよさが光りました。
ベレッチのクロスからラーションに何度かチャンスがあったものの、
すんでのところでカニサレスがセーブ。
ここら辺が経験の差かなぁ。(ガンバレ!バルデスくん)

<バラハ、アルベルダのボランチコンビ>
いやはや厳しいコンビです。二人とも攻守にバランスの取れた選手だから
こまったもんです。自由にボール回しをさせないプレスのかけ方でした。

<カルレス・プジョル>
彼が目立つ、頑張っていたなということは、つまりバルサにピンチが
多かったということなんですけど、集中力、存在感、ホントに頑張っていました。

<サンチャゴ・エスケーロ>
初のスタメンで、はりきっていました。ところどころでミゲルを翻弄
していました。もっと見たいなあとは思いますが、ロニーが出られれば
出番は限られてしまうのが可哀想なところ。

<ヘンリク・ラーション>
エトーが今ひとつだったのに比べて、ラーションはところどころで
得点の予感を感じさせてくれました。
惜しくもカニサレスのセーブに合いましたが、さすがの動きです。

<ビクトール・バルデス>
はぁ・・・サモラ賞もらってるんだから同じミス、同じ相手にしないでよ・・・
と彼を責めてもしかたがないのですが、締まったいい試合だっただけに
彼のミスは痛かったなぁ。
こういう拮抗したゲームって、ミスした方が負けるんですよ。
気持ちを切り替えて、次の試合に臨んで欲しい。



<最終結果>
ヴァレンシア 1−0 バルセロナ
43分 ビジャ(V.バルデス(^_^.)【VAL】
ネスタッチ的MIP ビクトール・バルデス
ビジャもアイマールもレゲイロも霞むほどのミス。凡ミス。





24節「Magician Is Back」
vsベティス@カンプ・ノウ

出場停止が解けたロナウジーニョがピッチに帰ってきました。
連敗した試合ではやっぱり彼の不在の大きさが身にしみました。
でも彼も超人ではないので、こういう場合に備えておくことは必要ですよ。
スタメン
ロニー、エトー、ラーションの3トップ。(ヴァレンシア戦でジュリが怪我)
デコとイニエスタの2トップ下、底にエジミウソン。
最終ラインは両サイドが右にベレッチ、左シウビーニョ、中央はオレゲールとプジョル。
守護神バルデス。
控えはジョルケラ、ジオ、モッタ(久々)、ボメル、ガブリ、マキシ、メッシ
モッタ、メッシは怪我も癒えたようです。

対するベティス。リーガではここ数試合勝ちに見放されていますが、
UEFAカップでは好調のようです。
厳しい試合になるかと。注目はやっぱりホアキン。




連敗中ということもあり、とても慎重な立ち上がり。というか少し重苦しい。

ただ、ロナウジーニョはひたすら楽しそうです。(^。^)
重苦しい雰囲気を打開するのはやっぱりロナウジーニョ。
2,3人に囲まれてもとりあえず預けておけば奪われないという安心感。
ここ2試合はなかった心の安定。

3トップもエトー、ラーションが頻繁にポジションチェンジを繰り返しながら
ゴールを窺うというバルサスタイル。

序盤からボールキープはバルサ。
ゆっくりパスを回しつつスピードアップ。
しかし、ベティスもロングパスを大きく展開しながら、ホアキンの
突破を狙うなど油断はできない展開。

16分
試合が動きます。バルサらしいパス回しからでした。
中央でのパスカット、左から内に切れ込みながらロナウジーニョのドリブル。
ロナウジーニョの目は逆サイドに開いていたエトーへ。
そこへスピード、強さ申し分のないスルーパスがエトーに。
エトーがダイレクトで折り返すと、そこに走り込んで合わせたのはラーション!!
全てが美しいゴールでした。鮮やかでした。
ロニーのドリブル突破を警戒するDF。デコ、ラーションが中央にDFを
引っ張って右サイドのエトーをフリーにする。全ての動きに意味がある
美しいゴール。

これで堅さがとれたバルサ。カンプ・ノウも盛り上がります。
見に来ていたシャビもうれしそうでした。

攻め立てるバルサ。

22分
左サイドでロニーが抜群のテクニックを見せた後に
上げたクロスにラーションがダイビングヘッド(惜しくも枠をそれる)

24分
ロニーがまたも左サイドで魅せたあと、中央のデコにふうわりとしたパス。
デコは右サイドのエトーへ胸でパス!
エトーはフリーでしたが、GKファインセーブ。

追加点は28分またしてもロニー。
エトーの裏へ抜ける動きに合わせてロニーの鋭いパス。
足を懸命に伸ばす、ベティス右SBのメッでしたが、
それがオウンゴールに・・・
足を出さなければエトーに振り切られて結局ゴールを許していたかも
しれないのでいたしかたないプレイではありました。

33分
メッにまたしても悪夢が・・・
ゴール前で得たバルサのFKのチャンス。ロニーの蹴ったボールは壁に当たった
後、ラーションについていたメッの背中に当たってまたしても
ゴールに吸い込まれてしまいます。
本当に気の毒。

ますます盛り上がるカンプ・ノウ。

前半終了間際にもショートコーナーからつないでデコのクロスを
エトーがフリーでシュート!4点目キター!って思ったんですけど
なんかバーを越えていってしまいました。惜しい。もったいない。

ベティスで頑張っていたのはダニ。何度か裏を取ってバルデスとの
1対1の局面を作っていましたが、決めきれないのが痛いところ。
アルスも1対1の局面で一瞬躊躇をした隙にDFに寄せられました。
バルサDFラインをかいくぐってかなりいい形で抜けてはいましたが、
最後のところでバルサDF陣に寄せられたり、汚名挽回を狙うバルデスの
頑張りに阻まれたりとチャンスをものにできません。

後半もバルサペース。
立ち上がりから攻めます。
58分追加点
FKのチャンス。前半とほぼ同じような位置。
いったんデコに預けてポイントをずらしてのシュート!
これが完璧にブラインドから飛んでくるボールになりました。
何とか反応して触ったものの勢いを殺すまではいかず、
そのままコロコロとゴールへ。正真正銘のロニーのゴール。

61分
ベティスの得点もFKでした。これはホアキンの技ありのゴール。
一度中をルックアップしてクロスと見せかけて、逆をついたシュート!
鋭さ、勢いどれもほぼ完璧なキック。

こうなると、どうしてもゴールが欲しいのがエトー。
周りもボールを集めようとしますが、なかなかゴールが生まれません。
前半の2回のチャンス決めきっていればと思うんですけど。

68分にはイニエスタに代えてモッタを投入。
いい加減怪我とのお付き合いはそろそろ遠慮していただきたいところですが、
手術をして、久々の復帰。こういう時のカンプ・ノウってホント暖かい拍手が
降り注ぐんですよねぇ。選手冥利につきるでしょう。
交代したイニエスタへのねぎらいもあったでしょうけど。

76分にはラーションに代えてメッシ投入。
そのメッシ。早速結果を出します。

84分
バルデスが大きく蹴り出したボールにエトーがDFと競り合います。
こぼれ球を拾ったのがメッシ。
メッシとエトー、中央でスイッチするかと思いきや、交差しただけでメッシは
左に持ち出してシュート!
GK足に当てますが、これをまたもメッシが落ち着いて流し込んで
とどめの5点目。

ミッドウィークのチェルシー戦へ向けて非常に良い形でこの試合を
終えられました。ここ2試合の閉塞感を打ち砕くのに十分な大勝でした。


<最終結果>
バルセロナ 5−1 ベティス
16分 ラーション(エトー)【BAR】
28分 OG(メッジ)【BAR】
33分 OG(メッジ)【BAR】
58分 ロナウジーニョ(FK)【BAR】
61分 ホアキン(FK)【BET】
84分 メッシ  【BAR】
ネスタッチ的MIP ロナウジーニョ
やっぱり彼がいると楽しい。安心です。凄まじいまでの存在感。

<次節展望>
次節は国王杯で苦杯をなめたサラゴサ戦。前回の対戦でも苦戦を
しいられましたからアウェイですが、ここで借りを返したいところ。

ただ、水曜のチェルシー戦に比重が置かれるのはしかたのないこと。
山形で地上波放送するかなぁ・・・
注目カードなので是非放送してほしい。

やっとリーガレポ追いつきました。これで心おきなく他の話題も
書けます(^。^)