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終わりなき戯言
ネスタッチ
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2006年02月25日(土)
【映画】SHINOBI&シンデレラマン

<今日の更新> ○戯言No.699

先週、今週とで二本見たので紹介。


「SHINOBI」
監督:下山天
出演:仲間由紀恵、オダギリジョー、椎名桔平

以前紹介したかどうか忘れたのですが、バジリスクっていう漫画があるんです。
そのバジリスクはアニメ化もされているんですけど、山形は田舎なので
深夜にすらやっていなかったんですよねぇ・・・

まあそれはいいんですけど、それと同じ原作(山田風太郎の「甲賀忍法帖」)
だとは知らずに借りてきたんでした。

〜感想〜(反転させてあります)
見始めて、最初の設定のところで
あ・・・バジリスクだ・・・って思いました。

簡単なあらすじを書くと、天下統一を果たした徳川家康の御代。
すでに天下太平へと向かっていた時代に、影の存在である忍びは邪魔な
存在になってきます。
そこで、伊賀と甲賀の隠れ谷の手練れ同士を戦わせて相倒れるように
しようという画策がなされるんです。

実は、その伊賀と甲賀の頭首候補同士が恋愛関係にあるってのが苦悩の
始まり。愛をとるのか掟をとるのか。この辺若干ロミオとジュリエット。(^_^.)
つまらなくはないです。
5人ずつの手練れの技はどれも不気味で不可思議なものばかりですが、
最新の技術を駆使して(ワイヤーやCGね)うまく描いていたと思います。
一つ違和感があるとすれば、
現在、ネスタッチがはまって見ている「時効警察」のオダギリジョーとは
全然違うので、そこがおいおい霧山くんって思ったのと、
また同じ理由で仲間由起恵が「功名が辻」の千代に見えてしかたがなかったことですかねぇ。(^。^)



「シンデレラマン」
監督:ロン・ハワード
出演:ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー
ビューティフル・マインドでラッセル・クロウと組んで、
アカデミー賞に輝いたロン・ハワードの作品。
ビューティフル・マインドに続き、実在した人物の物語を映像化。


〜あらすじと感想〜
<<あらすじ>>
時は世界大恐慌時のアメリカ。
人々は仕事もなく、明日さえ分からぬ暮らしをつづけているそんな時代。
以前は前途有望なボクサーだったジム・ブラドック。
しかし、故障で引退を余儀なくされると、時代の波にのまれ失業者の一人に・・・
彼にとっては「家族」だけが生きる希望、支え。
家族のためになんとかしたい、その思いがやがて全米中が目撃する奇跡に・・・
まあそんな話。

<<感想>>
いやぁ、いい映画でした。涙が出ました。
◇感動その1
ジムの見事な復活劇。
プライドすら捨てて、かつての仲間のところに金を無心にいったりする
生活から、わずかなチャンスをたぐり寄せ、奇跡を起こすその頑張りに感動。
その戦う姿は、全米中の人々に勇気と希望をを与えたというのも納得。

◇感動その2
レネー・ゼルウィガー演ずる、妻の愛情に感動。
家族を守るためとはいえ、命をかけて戦う夫を心配し、時には止め、
時には励ます。そんな妻の愛情は本当に感動的。心の葛藤をうまく演じていました。

◇感動その3
ジムの友人で、かつてのマネージャー、ジョーとの友情に感動。
控え室やリングサイドでの彼と、ジムのやりとりは熱く、感動的。

◇感動その4
友人の死。時代のせいとはいえ、失踪し、セントラル・パークで
ホームレスとなっていた友人が暴動に巻き込まれて死亡。
ジムが復活を遂げようとしていた矢先の出来事。
失業者時代の仲間だっただけに、なんかもの悲しかったです。

144分とちょいと長いのですが、時間を気にせずに見ました。
面白かった!!


2本とも機会があれば是非。