アズーリがまたも引き分けて,気持ちが落ち込んでいるので トップも今日だけ暗めでお送りします・・・
我がアズーリが大ピンチです。 優勝候補にも推され,ネスタッチも期待していただけに今朝は 非常にやりきれない思いでした。
ただ,冷静に考えるとですね。
いつものことじゃん。
グループリーグを楽勝で通過したアズーリなんて見たことない。 ある程度苦労して苦労して,サポをはらはらさせながらいつの間にか ファイナル・・・ みたいなのが伝統。いやファンからすれば,いやな伝統だが。
まだ通過の芽はあります。 現在,デンマークとスウェーデンがともに1勝1分けの勝ち点4。 得失点差でスウェーデンがトップにたっています。 イタリアは2引き分けの勝ち点2。 この両チーム最終戦で直接対決する訳ですから,つぶし合いに なるわけです。 まずは,ブルガリアに勝つ。それが第1条件。 しかもなるべく大差で勝つ。 デンマークvsスウェーデンが引き分けた場合,得失点差の 争いになることも考えられるので,大差が必要です。 スウェーデンの得失点差は+5,デンマークは+2。
このグループリーグの苦戦は何が原因なのか考えてみました。 原因1 トッティ 替えの効かない選手だったことは分かっていましたが,デンマーク戦は 彼に頼りすぎた感がありました。 とりあえずトッティ。何かあればトッティ。さあ,トッティ。 トッティを中心にした,アレやヴィエリ。前線の3人に攻撃を 頼ってしまい,それが逆にデンマークの守備に楽をさせてしまった のではないでしょうか? まあソーレンセンに“神”が舞い降りていたのはいうまでもないとしても。 更に,唾を吐くという愚行により3試合の出場停止をくらった玉子には あきれました。 中心選手の自覚がない。 エースなんだから,厳しいチェック(時には汚い)が入って当たり前です。 かといって汚いチェックを肯定するつもりはないけど,切れてはいけない のです。チームのためにも,自分のためにも。
原因2 ヴィエリ コンディションが整っていないのではないでしょうか? まず,ヴィエリのシュートが枠に行かない。 スウェーデン戦はザンブロッタ,パヌッチ両サイドバックの できがよかったし,クロスもまずまずのものがはいっていたのに も拘わらず,ヴィエリのヘッドは全てバーの上。 攻撃力は落ちるでしょうけど,的確なポストプレイができる コッラーディを使う方がアレや周りもやりやすそうに感じたのは ネスタッチだけでしょうか? 少なくとも,この2試合のヴィエリはモンスターではありませんでした。 いつもがゴジラだとすれば,ミニラくらい??
原因3 トラップ スウェーデン戦はデンマーク戦よりもずっと機能的に攻撃できていました。 綺麗な,イタリアらしい崩しもできていました。 それもこれも皮肉ながらトッティがいないから。 代役で出場したカッサーノもトッティ兄貴がいないので,自分らしい プレイをすることができていました。 鋭い飛び出しから今大会初のゴールをねじ込みました。 初戦はともにスタメンをはずれたピルロとガットゥーゾも良かったです。 特にピルロの展開から両サイドが生きていました。 チームとしてはデンマーク戦よりずっと機能的でした。
しかし,そこでトラップが切ったカードが今ひとつ納得のいかない ものでした。 2点目を取りに行く交代をすべきだったのではないでしょうか? アレやカッサーノを変えるにしてもディ・バイオとかはなかったでしょうか? FWがヴィエリだけでは・・・(つっても絶好調なら一人で十分だが) アレ,そしてカッサーノの動きは悪くなかった。 パワーはないけど,スウェーデンのDFにしてみたら怖かったと思います。 それを決して動きがいいとはいえないヴィエリを残して下げてしまった のですから,疑問が残ると言わざるを得ません。
最終戦では是非とも攻撃的な采配をお願いします。<(_ _)>
戯言No.458<了> BGM:なし
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