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普通の日記

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2001年01月17日(水)
お通夜

「会ってあげて」
お手伝いのために早めに斎場に着いた私にお母さんが声をかけてくれた。
いつもと変わらぬ笑顔溢れるMちゃんの遺影が掲げられた祭壇前。
白い箱の中にはまるで睡眠中と言った感じの安らかな笑顔のMちゃんが横たわっていた。
「まるで寝てるみたい」「綺麗な顔して」
3日に倒れて一昨日まで生死の境をさ迷ってたなんて信じられない。
お母さんったら一人息子を失った悲しみを顔に出すこともなく
「年末年始に私たちが海外に行ってる間に倒れて・・・慌てて帰国したんだけど・・・信じられない」
「とにかく私たちの帰国までは生きてるようにって頑張っててくれて・・・2週間近くよく頑張ったわ」
「みんなが来てくれて喜んでるわね」って。
2週間近くの闘病で死を覚悟してたのかそれはそれは気丈に振舞ってる。
逆縁となって子供を先に送り出す悲しみは計り知れないはずなのにお父さんもお母さんも懸命な振る舞い。
最期のお別れを精一杯って気持ちが痛いほど伝わってくる。
結婚10年目にしてようやく授かった一粒種のゆうくんも周囲の雰囲気で察知してるのか
お通夜の最中泣きもせず静かにしてるのがかえって哀しい。
ようやくパパって言えるようになった可愛い盛りのこの子を残して旅立つことがどんなに無念だったろう。
僧侶の読経は淡々と。
でもMちゃんの人柄を反映して多くのみんながお別れに来てくれたの。
大学で同じ釜の飯を食ったクラブの仲間は遠方に転勤になってる人を除いてはほぼ全員だし。
誰もが口々に信じられない、若すぎるって。
久しぶりに会った仲間とは学生気分に戻った気分でいろいろな話をしたわぁ。
お清めの席でもMちゃんのためにも賑やかに送ってあげようって。
私たちがこれからを懸命に生きることがMちゃんへの供養になるって。
ってことで久しぶりに再開した友人たちと時間を忘れて献杯。
Mちゃんの人徳で10数年振りに同窓会を開いてくれたように思えてならないわ。
ここ数年の間に頭髪がかなり後退した人もン10Kgも増量しちゃった人もまだ独身の人もそれはそれは多彩。
でもその中で私には「あまり変わりないねぇ」って。
で、これを機に途切れていた糸を繋ぎ合せて名簿の作成をすることになったわ。
これはやっぱりMちゃんのお導きとしか思えない。
今はただ安らかにお休みくださいと祈るばかりです。合掌