みかんぜりーの入院日記
「遺伝性球状赤血球症」という病気とともに成長してきた航平の入院、手術記録です。

2002年02月12日(火) 手術7日目 一人でお泊り

朝一番で血液検査。
HB12.6 凄い!(頬や唇が真っ赤なはずだ)
CRP、炎症反応も無くなったので、1日2回の抗生物質の点滴も終了。
手の点滴用のチューブも抜かれ、晴れて身軽になった。
「お腹痛い・・・」も言わなくなった。
痛みも無くなり、体も楽になったというのに、相変わらず顔はブスッとしている(笑)恥ずかがりやなのはわかるが、もう少し愛想良くしてくれたら・・・と思う母である。先生も看護婦さんも航平の笑顔を見た事がないと思う。

今日は始めて1人でお泊りする事になった。
基本的に付き添いは6歳までで、消灯後は帰らなくてはいけないのだが、痛みがあるうちは本人も私の姿がないとすぐ泣くし、私も心配だったので婦長さんにお願いして付き添っていたが、おばあちゃんとずっとお留守番している弟の涼介の事もそろそろ心配になってきたので、夜は帰る事にした。
婦長さんは「これも、良い経験ですよ。」と言って、航平には「寂しくなったらナースセンターに来たらいいからね」と優しく言ってくれた。
泣きそうな顔で手を振っていた。ちょっと胸が痛んだが、確かに1人になって寂しさを我慢したり、考えたりする事は良い経験だ。なかなかこういう機会は無い。
頑張れ航平!


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